映画の感想のブログ記事
昨日ポストを覗いたら、シュトーレンが置いてありました。
かなりびっくりしたわけですが、大家さんからのクリスマスプレゼントでした。
僕のマンションは1,2階に大家さんが住んでいて、店子が4軒しかないから割と大家さんとのユニティがタイトだけども、さすがにクリスマスプレゼントをもらったのは初めてだ。
初めて食べたシュトーレン。うまがった。
夜はテレビで「手紙」という映画を見た。内容よりも何よりも、衝撃的だったのが沢尻エリカ。
純情そうな女の子を演じていてめちゃくちゃ可愛い。
この人が?ホントにあの「別に。」の人??
沢尻さんが登場するたびに自問自答して、映画にのめりこめなかったけど、期待した程度には泣かせてもらった。
多分今年はこれが最後の日記になるでしょう。来年も映画ランキングサイトCHANNELCINEMA.COMをどうぞ宜しくお願いいたします。
メリークリスマス!
このスラム街で育った主人公がジャーナリストになるサクセスストーリーが映画の柱(のはず)。
だけども主人公よりも周りのギャングののほうが圧倒的に存在感がある。
平和な日本で育ったら絶対に理解出来ない世界が地球の裏側にはあるんですよ。彼らとは仮に言葉が通じても絶対に分かり合えないでしょう。特にリトル・ゼってギャングはネイティブ極悪。生まれながらにして家族がいなくて、幼い頃から年上のチンピラとつるんで殺人もへっちゃら。それでも彼が街を完全に掌握すると表面上は平和が訪れる。善人であれ悪人であれ圧倒的な権力者があらわれるとバランスが保たれるらしい。ただしそのバランスが少しでも崩れると平和な街は加速度的に地獄へと化していく。偽物の平和はもろい。
ギャングの過激なバイオレンスシーンの連続だけど、色彩鮮やかな映像とリズミカルな音楽がとってもクールな映画に仕上げてる。ちょっと間違うと悲壮感ただようくらーい映画になっちゃうけど、コミカルなユーモアもあってかなり面白い。
一番驚きなのはこの北斗の拳みたいな映画が実話だってこと!
今までブラジルといえばサッカーときれいなビーチしかイメージなかったけど、貧困と闘ってるんだよね。そこから這い上がる手段がサッカーなんだとすれば日本人がかなうわけがないな。
で、映画だけども小説の映像化3作品(単発ドラマ、連続ドラマ、映画)の中では最も良い仕上がりだと思う。一言で言えば安っぽくない。主役のボク役も3作品(大泉洋、速水もこみち、オダギリジョー)の中では最高。オダギリジョーのかっこ良さはアイドルっぽくなくて良いね。観終わった後は悲しくて悲しくて、「俺、なんでわざわざお金払ってこんなに悲しい思いをしなくちゃならんのだろ」って思った。
とはいえ、泣ける度はやっぱり小説にはかなわない。小説の場合はじっくり時間をかけてオカンの人柄を自分の中で作って、あるいは自分の母親とダブらせていく。本を読んでいる数日間は、本を読んでいない時もなんとなく親の存在が心にあったりして、で本を開くと号泣ってパターン。だけども映画の約2時間の制限の中では、なかなかオカンとボクの人生を感じるには時間が足りない印象が否めない。小説に感動して映画を見に来る人が多いと思うけど(僕もそう)、原作を読んだ人は映画でカットされてる部分を自然と補足しちゃうから純粋に映画としての評価は難しいんじゃないかな。
原作を全く知らなくても、ここまで泣けるのか?って思ったもの。
もちろん、映画には映画なりの活字にない良さがある。特に、田舎の青年が東京に出てきて東京で勝負するって雰囲気は良く出てたと思う。
原作は「母」と「息子」の物語だけど、映画はそれに加えて「故郷」と「東京」の物語も強烈に感じる。東京タワーや筑豊の街を映像で見るのと文字で追うのはやっぱり違うね。百聞は一見にしかずだわ(ちょっと違うか)。「ボク」のモヒカンの友達が「もうこれ以上東京で頑張れない」と言って故郷に引っ込むシーンは東京ってやっぱり最前線の戦場なんだなって感じた。
全国から集まってきたツワモノどもが勝負して、リリーさんみたいな人が勝ち残っていく東京。
最前線で戦って、夢破れてベースキャンプの故郷に逃げられる人は良いけど、最前線の東京で生まれ育った人達は夢破れたらどこへ逃げれば良いのかねってちょっと思った。
エンディングテーマソングの福山雅治の「東京にもあったんだ」が終わっても、みんなしばらく席を立たなかった。多分みんな涙を拭いてたんだと思う。僕も奥さんもそうだったからね。
映画ランキングサイトCHANNELCINEMA.COMの管理人として、飛行機機内での映画について触れないわけにはいかない。
今回の旅の成田ーフランクフルト間で利用したANAでちょっとショックだったのが、12月29日に搭乗したのに既に1月の映画メニューになってことだ。ということはつまり帰りの飛行機も同じ映画になるってことだ。去年のJALは行きは12月メニューで帰りは1月メニューだったのに。でもまあ、おそらく帰りは寝っぱなしになるから良いけど。
今回のラインナップは以下の通り
・守護神
・フラガール
・オープンシーズン
・キンキーブーツ
・ハスラー
・七人の侍
・釣りバカ日誌17
・UDON
・プラダを着た悪魔
・イリュージョニスト
・モンスターハウス
・ステップアップ
・タラデーガ・ナイツ
・34丁目の奇跡
最近の飛行機は個別シートテレビがあたり前になってるから映画の選択肢が多い。しかも日本の航空会社だと全ての映画が日本語対応だから、どれを見ようかけっこう迷うね。
で、このラインナップはなかなか良い映画が揃ってると思う。
キンキーブーツとフラガールは今年観た映画の中で1、2位を争う程良かったし・・・。
そう、「今年観た」っていうのが唯一の問題。この面白い2本はもう既に観たのよ、残念ながら。
で次に観たかった「プラダを着た悪魔」をチョイス。
映画館に行こうかと思ったくらい観たかった映画だったから楽しみだったけど、結果的にはちょっと期待はずれ。
アン・ハサウェイ演じる主人公はダサくて太ってる女の子ってことになってるだけど、アン・ハサウェイ自身がめちゃめちゃスタイル良いし、キレイなもんだから全くそういう女の子に見えない。途中で華麗な女性に変身する場面があるけど
「元からキレイじゃん」ってことで片付けた。
内容も予想通り進んでくけど、最後の展開は素直に感動出来た。
映画の中でパリが憧れの街として描かれてるけど、やっぱりアメリカ人にとっても「憧れのパリ」なんだって改めて感心した。
次の旅行先はパリにしようかな?
次はUDONに行こうかと思ったけど、先に観てた奥さんが面白くないというので、モンスターハウスを観た。機内の映画案内の冊子で評論家が「ただの子供映画じゃない!大人も充分楽しめる!」ってオススメしてたから観たんだけど、残念ながらただの子供映画だった。
できればこの後七人の侍や守護神を観たかったんだけど、ゲームの上海にハマってしまったので時間切れ。長時間のフライトが辛いって言う人が多いけど、僕は全然辛くないわ。時間が足りないくらい(笑)
先週のサッカー大会で腿を痛めたので今日はサッカーをお休みして、ビデオ鑑賞。
チョイスしたのはヴィム・ヴェンダース最高傑作の呼び声も高い「パリ、テキサス」。
4年間失踪していた主人公が弟夫婦に連れ戻されて、再会した実の息子と母親を捜しにいくというのがあらすじで、いわゆるロードムービー。空白の4年間は何だったのかという謎が少し興味をそそるけど、それ以外は特に劇的なストーリー展開はなくたんたんと物語が進んでいく。
以下ややネタバレなのでこれから映画を観る人は注意してください。
ヴィム・ヴェンダース最高傑作という意見も聞いていたので期待してたけど、あんまり面白くなかったなあ。車で移動しているシーンが多いので、不謹慎ながらも「笑いが無い水曜どうでしょう」みたいだななんて思っちゃいました。主人公トラヴィス、トラヴィスの元妻、トラヴィスの息子ハンター、トラヴィスの弟夫妻、の5人しか登場人物がいないけど、それだけに個々の人物が丁寧に描かれていてその辺が評価されてるのかなあって、無理にいいところを探しちゃった。5人の中では7歳のハンターが一番強くてしっかりしてる。両親のわがまま(色んな意見があると思うけど僕は単にわがままだと思う)で悲しい境遇に置かれてしまったから、あんなに逞しくなったのかな。逞しくもあり優しさも持ってる。親はいなくても子は育つんだねえ。
クライマックスの鏡越しの激白シーンは感動もしたけど、ちょっとあざとくないかな?お互いあの頃は若かったってことであれば、きちんと会って話し合うべきでは。まあ全て合理的にストーリーが進んだらロマンチックのかけらもないから、あれはあれで良いのか。
ということでオススメじゃないけれども、絶賛する人が多い作品であることは間違いないので、時間がたっぷり余った日曜の午後にどうぞ。・・・説得力ないねえ。
フィレンツェ旅行の準備の一環として冷静と情熱のあいだを観た。
原作を読んだのは3、4年前だったので、細かい部分は忘れてたけど観てるうちに少しずつ思い出した。
原作を思い出すにつれて、映画と原作の設定の違いにちょっと違和感が・・。
まずなんと言っても「あおい」の配役がケリー・チャンっていうのにびっくり。なんで外人なのよ。松嶋菜々子とか松たか子とかでいいんじゃないの?かなり流暢だけど微妙にカタコトな日本語が気になる。でも話が進んでいくうちに判明するんだけど、どうやら日本人と韓国人か中国人のハーフという設定らしい。確か原作では純日本人だったような・・・。まあ別の作品として観ればどうってことないか。
ともかくケリー・チャンはちょっとイメージと違うと思ってたけど、挿入歌のエンヤもなんか違和感がある。エンヤの曲は好きだけどもどうにもヨーロッパの北のイメージが強いから、イタリアって感じじゃないんだよなあ。ケリーチャンといいエンヤといいマーケティング重視であざとい匂いがプンプンだ。
ということで、ややしらけたテンションでスタートしつつ、まあフィレンツェの雰囲気が感じられればいいやぐらいの気持ちで観てたんだけど、途中からかなりハマってね。
2時間そこそこの映画で10年越しの約束を表現するのはなかなか難しいと思うけど、ラストシーンは涙腺バルブ決壊。原作にはない伏線がまた実に良い具合にラストシーンを盛り上げる。小説の映画化ってどうしてもはしょるところが多くなっちゃったり、映画向けの設定がストーリーを台無しにするけど、この作品は良い方向に原作と違ってるんじゃないかな。
なんだかんだ言って、エンドロールのエンヤはグッと来たし・・。
竹野内はこの作品が映画初主演みたいだけど、見事な演技だね。声が良いし、イタリア人に混ざっても見劣りしないルックス。けっこう見直した。
ちょっと残念だったのは原作は順正視線で描いた「BLU」とあおい視線で描いた「ROSSO」の2部構成になってるんだけど、映画ではほとんど「BLU」側で作られてるってことだな。映画も2部構成にしたら面白かったんじゃないかね。
何はともあれ、フィレンツェテンション上がりました。
水曜どうでしょうの藤村Dもブログで絶賛してたし、CHANNELCINEMA.COMでもみんさんから投稿していただいたコメントがあまりにも熱かったので、どうしても観たくなって行ってきましたフラガール。いわゆる泣けて笑える映画なんだけど、その泣けかたがハンパじゃない。もう目に涙が浮かぶとかじゃなくて嗚咽する一歩手前まで泣いた。
映画の中盤以降は泣きっぱなし。登場人物達の夢への情熱とか思いやりとか夢をあきらめざるを得ない無念さとか色んなことで泣ける。フラダンスの生徒達のダンス技術の向上に比例して、松雪泰子が演じるまどか先生が人間的に成長していく姿にも感動。100年以上続いたという炭坑の伝統を諦めて全く新しいことを始めることはさぞかし勇気と努力が必要だったことだろう。この映画ではフラダンスを踊る女性達が主役ではあるけれども、植物係の光夫に代表されるような裏方さんたちの努力も相当だったはず。これが実話だって言うんだからなおさら感動。
この映画を観てあらためて思ったのは、微妙な言い回しもきちんと理解出来るし人物の心の動きが分かるという点で、ハリウッド映画よりも日本映画のほうが深く感動出来るなあってこと。パンフレットには「日本映画を超えてもはやアメリカ映画のレベル」というようなことが書いてあったけど、僕の意見は全く正反対で、アメリカ映画では得られない感動を持ったすばらしい日本映画だと感じた。激しくオススメ!
毎年この時期になると年末年始の旅行の行き先を考える。今年の候補地はヘルシンキがノミネートされてる。
なんでヘルシンキかというとまず大前提としてヨーロッパというのがあって、冬のヨーロッパは寒いからできるだけ南のヨーロッパにするか極端に寒いところに行くかのどっちかだと。
それで去年はローマに行ったんだけど、今年は逆にスゲー寒いとこも良いかなってことで北欧の中でまだ行ったことがないヘルシンキが良いかなというぐらいのもんで、特別何が見たいとか、何をしたいとかっていう目的はない。だからどうにも決め手に欠けてる状態だ。せっかく高いお金を払って貴重な休みに行くんだからもうちょっと理由付けが欲しい。
ということでもう少しヘルシンキへのモチベーションを高める意味も込めて、オールヘルシンキロケで撮影された「かもめ食堂」を見た。かもめ食堂が面白ければヘルシンキに決定しようと。
この映画は小林聡美扮する主人公サチエがヘルシンキで営んでいるかもめ食堂を舞台にして、ほのぼのとしたちょっとしたドラマが展開されるというのがあらすじ。最初は全然お客さんが来なかったかもめ食堂がだんだんヘルシンキの人に受け入れられていくっていう大筋があるけど、その他には特にはっきりとした起承転結があるわけじゃない。イッタラとかマリメッコの北欧ならではの可愛らしいデザインに囲まれた、日本人3人(小林聡美、もたいまさこ、片桐はいり)の敬語でのやりとりが落ち着いた感じでいいわあ。
マーケットの風景とか港の雰囲気とかもすんごく良くて、こりゃー年末旅行はヘルシンキ当確って思ったけど、問題はかもめ食堂の中のヘルシンキは夏ってこと。確かに夏の北欧は最高だけど冬はどうかねえ。
ちなみに第二候補地はフィレンツェ(一応ヨーロッパの南ってことで)。「冷静と情熱の間」でも見てから最終決定しようかなあ。
以下ネタバレ注意。
映画の解釈を見た人に委ねてるんだと思うけど、多分あれはハーヴェイ・カイテル扮するサックス奏者イジーが死の間際で見た夢ということで良いはず。で、たまたま死の瞬間に側を歩いてた若い女優シリアとの恋愛や昔別れた奥さんが夢に出てきたんじゃないのかな。何故シリアだったのかは、たまたま死の瞬間に側を歩いてたからか、ライブの直前に写真を見ていたからなのかは分からないけど、とりあえず若い女性だったら誰でも良かったんじゃないかな?博士とのやりとりで音楽以外に興味があるのは女の体って言ってるし。
とにかくあの世に旅立つ前にやり残したことを一気に夢見たんだろう。あの不思議な石は幼い頃の蛍の記憶の象徴かな??
あの石を素直に返せばもしかしたら夢の続きを見れたのかもしれない。ただ、一度手にした貴重なもの(石)を手放したくなくなる人間のどうしようもない性で、どう頑張ってもイジーは石を返せないのが決まっていたのかも。最初は持ち主に返さなくてはって言ってたのに・・・
見終わってからこんなにあれこれ考える映画って珍しい。全体的にコントラストが効いていて、まるで色付きのモノクロ映画(矛盾してるけど)みたいな映像とシーン一つずつをブツ切りにしたような作りは、今にして思えば「夢」っぽく描いていたのかなあって思う。
そういうことを全部ひっくるめるとラストシーンはやっぱり泣ける。じわじわ効いてくる名作。

