博士の愛した数式

監督:

原作:

小川洋子

出演:

製作:

2005年

ジャンル:

時間:

117分

備考:

○近年の邦画の中で群を抜いて情景が美しい。優しさと共に人間が向き合わなければいけない贖罪意識が静かに描かれている。そう、博士は80分で過去の記憶と対峙しなければいけない運命なのだ。そして、その博士を無邪気なまでに受け容れ、赦しを与える杏子と息子のルート。更にこの三人の関係性を見、自身も昇華されてゆく義姉。あたかも聖家族とマグダラのマリアを見るようだ。
また小泉作品に欠かせられない加古 隆のピアノも秀逸。
 湖の前で三人が手を繋ぐシーンが、オイラーの定理そのものを表しているようで美しい。14/AUG
(リンゴ男さん:30代、男性)

○この映画を見終わった瞬間、心の中にじわぁ〜と暖かい光が差し込みました。
「素敵な時間をありがとう。」
と言いたくなる作品です。14/MAY
(うさぎさん:50代、女性)

○人の根源的な愛情と原罪を描いた作品。
寺尾聰と深津絵里の美しく自然体な声と佇まいがそっと寄り添ってくれる。
不確かで目には見えないが、確かに存在するものを優しく説いてくれる。
ただの癒し系の作品ではなく、博士の必ず逆戻りしてしまう悲しい過去の記憶や、杏子の喪失してしまった夫への想いなどを暗喩で描き、シビアなところも表現しつつ、「√」と「虚数」の説明シーンで救われる。
あのオイラーの定理を模した、三人が湖の前で手を取り合うシーンは秀逸の一言。13/NOV
(ルビーの腕輪さん:30代、男性)

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