監督:
佐々部清
原作:
横山秀夫
出演:
寺尾聡、原田美枝子、柴田恭兵、吉岡秀隆、鶴田真由、國村隼、奈良岡朋子、樹木希林、伊原剛志、高島礼子、西田敏之、石橋蓮司、田辺誠一、豊原功補、嶋田久作、本田博太郎他
製作:
2004年
ジャンル:
感動、つらい、法廷、邦画
時間:
調査中
備考:
特になし
○[ネタバレ注意]理想と現実。この映画を見終わってひとしきり泣いた後、なぜかそんな言葉が浮んできました。登場人物達は警察、検察、判事というそれぞれの立場で熱い情熱を持って理想を貫こうとするが、現実の壁にすこしずつ流されていく。ただし保身に走る体制側が単純に「悪」として描かれているわけではなく、厳しい「現実」として描かれているように感じました。特に伊原剛志扮する検事に付いている事務官が毅然とした態度で、検事に自分の意見を主張した姿には感動すら覚えました。主人公のとった行動についても、やはり理想と現実という言葉があてはまると思う。この映画を見た人は、誰しもこう考えると思う。もし最愛の人間が自我を失っていくのを目の当たりにしたら、その人を殺せるだろうか?と。そしてどんな答えを出すかは人それぞれだと思うけど、僕は「殺せない」と思いました。それはおそらく、主人公の立場は想像することは出来ても、現実として実感できないからでしょう。つまり「どんな姿になろうとも最愛の人とずっと一緒にいたい」という程度の理想論でしかないのかなと思いました。この映画の裁判では警察、検察、弁護士、判事、あるいは主人公の妻の姉にいたるまで、ほとんど全ての人が主人公の深い悲しみに同情するのですが、本当の悲しみと苦しみは主人公だけが感じるのだなと強く感じました。うーん、言葉が足りなくてうまく書けませんが、そんな感じです。ともあれハンカチ必須です。ちなみに、「半落ち」である理由の空白の2日間についての謎掛けは真剣に物語に入りこませる為の、テクニック(あるいはトリック?)という程度で、あまり重要な意味を感じませんでした。まあ、この2日間がなかったら、物語になりませんけどね。05/MAR (CHANNELCINEMA:20代、男性)
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