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日本のいちばん長い日

監督:

原作:

大宅壮一

出演:

製作:

1967年

ジャンル:

時間:

157分

備考:

○岡本喜八版の本作は戦後22年に公開されたものであるので、鬼気迫る役者陣の芝居や、始終緊迫した空気感を維持し続ける脚本が凄まじい。役所広司出演でリメイクも作られたが、歯が立たないほどオリジナルは強力である。なんといっても怱々たる配役は見ずに死ねないものである。当時の日本映画の全戦力をこの作品にぶち込んだような、化け物のような映画だ。
これは反戦映画やプロパガンダではなく、ドキュメントタッチで実際の宮城事件を描いている。キャストやスタッフには実際に戦争体験者も多くいたことから、戦後70年以上経った現代に作られる日本の戦争映画よりも説得力があり、徹底的なリアルを感じる。
古くさく、難しいセリフも多いため敬遠してしまいそうだが、中学生高校生に是非見てほしい。歴史の時間に学べない多くがあるものと思う。17/JUL
(カンセイメイさん:20代、男性)

○8月15日。日本男児なら、この日に一度は観なければならない映画というのが何本かございます。僕は本日コチラを観ました、岡本喜八「日本のいちばん長い日」。御前会議のポツダム宣言受諾決定の8月14日正午から、8月15日正午の玉音放送までを、禁欲的に激情的に活写した本作は、日本映画史上外す事の出来ない名作である。

登場人物全員が、それぞれの立場において、それぞれが正しいと思う欲望を満たそうと、それぞれの方向を突き進み、やがて、その欲望同士が交差していく。全てが間違いではない欲望に支配され、それぞれがその欲望を曲げる事無く突き進むが故、映画は全編ストイック。

この映画に登場する男たちは隅から隅まで全て美しい。求めるものは違えど、銃後の日本を正しい道に導きたい、という思いは皆一緒。だから全編余すことなくストイックな印象が薄れる事はなく、その真摯な激情に胸打たれるのだ。こんな眩しくも美しく禁欲的な日本男児達を、こんなボリュームで堪能出来る映画を、他に僕は知らない。

岡本喜八の仕事をリスペクトした上、その眩しさに嫉妬出来ない作家は、映画作家を辞めるべきだろう。体たらくが続く現在の邦画界、今こそ、この映画における岡本喜八の仕事を振り返るべきだろう。13/JAN
((森)さん:30代、男性)

○日本映画の最高傑作だと思う。10/FEB
(堀由樹さん:10代、男性)

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