2005年ローマ旅行のブログ記事

ローマはあなたを歓迎します。

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今年の年末はゆっくりする予定だったけど、友達のT郎が旅行に行こうと言うので、奥さんと僕とT郎の3人でヨーロッパの中でも比較的暖かいはずのローマに行くことにしました。
出発日の今日は13時30分の飛行機で成田を出発、18時過ぎにローマ到着。空港に到着してまずやることと言えば入国審査なわけだけども、なんとこの国は入国審査なし!いやたまたま今日だけなのかな?そう信じたい。係員が一応いるんだけど、その前をみんな素通り。半分くらいの人はパスポートの表紙を見せてたけど、係員は見る気ゼロ。つまんなそうに「ハイハイみんな早く行ってねー」ってな具合。いきなりのカルチャーショック。テロリストだろうが、指名手配犯だろうがおかまいなしだね。さすがイタリア、大雑把だ。

入国審査をまさに文字通り「パス」して、空港のタクシー乗り場に行くと早速イタリア人ドライバーが営業をしかけてくる。警戒心たっぷりの僕達にとってはみんな詐欺師に見える。カタコトの日本語がなおさら怪しい。一人目と交渉するとホテルまで85euroだと言う。ガイドブックには市内までおよそ50euroだと書いてあったので、交渉決裂。次におとなしそうな感じの運転手に聞くと60euroと一気に25euroも下がった。よくよく考えると一人目も二人目もたぶんこれくらいかかると言ってるだけで、金額はきちんとメーターが表示するのでおそらく同じ料金なんだろうけど、とりあえず交渉成立。おとなしそうだったドライバーの運転はけっこう荒く車線変更のウインカーは一切無し。道中の半分くらいは携帯電話で話ながら運転。さすがイタリア人、大雑把だ。でも大雑把ながらも優しいのがイタリア人。車中でガイドブックを読もうとするとさり気なく灯りをつけてくれたり、こちらがlottoについてあれこれ話してると丁寧に説明してくれたりした。grazie!

ローマ滞在の5泊は全てHOTEL Alimandi Vaticano。ヴァチカン美術館の目の前に最近出来たばかりの綺麗なホテル。ローマの中心地からはちょっと離れているけど、ローマっ子の生活を感じるには良いところだ。

本場イタリアのピザ
本場イタリアのピザのお味は?

ホテルで一息ついてから早速晩御飯を食べに町へ。Ottavianoという地下鉄の駅の周辺をぶらついてpizzeriaに入ってナボリピザとカプリチョーザ、シェフお勧めのパスタを食べた。味は・・・おいしいにはおいしいけど衝撃を受ける程ではなかったなあ。いかに東京が世界中の食べ物をおいしく食べられる都市であるかということですな。このpizzeriaでローマ在住のT郎の会社の先輩夫婦と会ってローマの観光スポットについてあれこれ教えてもらった。会社の先輩がローマに住んでいるなんてワールドワイドな会社だのう。

今日のイタリア語:pronto(もしもしの意。結構耳に入ってきます。)

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10兎くらい追ってみました。

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サンタマリアマッジョーレ教会
S.Maria Maggiore
イタリア滞在二日目の今日はユーロスターでフィレンツェに行く予定だった。8時頃ホテルを出て地下鉄でテルミニ駅へ。早速フィレンツェ行きのチケットを探したけど、直近の9時と9時30分の電車は満席で次の電車だとフィレンツェ着が昼前になっちゃう。たった1週間の滞在なのに、この待ち時間と移動時間はもったいないと判断して、この日もローマを堪能することにした。
急遽ローマ観光になったのでどこに行こうか数分悩んだけど、そこは世界最大の観光地ローマ!見どころはいくらでもあるんです。まずは駅近くの四大教会のうちの一つサンタ・マリア・マジョーレ教会へ。良く分からんがすごい威厳だ。
コロッセオ
角を曲がるとコロッセオが!
次にラツィオストアやASローマストアに寄った後、徒歩で次のスポットへ。路地をうねうね歩いて、角を曲がると突然それは現われました。ローマの象徴とも言えるコロッセオ!

町中に突然こんな遺跡が顔を覗かせるなんて、さすがローマだな。まだ朝の10時前なのに、コロッセオではすでに入場待ちの観光客がわんさか並んでる。20分くらいならんでセキュリティチェックを受けてコロッセオ内部へ。

おおお、凄い迫力だ。といっても当時の大理石はあとかたもなく持ち去られ、どこにどういう風に座席があったのか、フィールドはどうなっていたのか想像するのが難しかった。とりあえず、2000年も前にこんな大きなモノが造られただけでもすごいことだ。コロッセオ内部には売店があって記念品やガイドブックを売っていて、ガイドブックは世界各国の言語の本が売られている。当然日本語版もあって10euro。レジのお兄さんも慣れたもんで
「ジュウユーロ。アリガトウ」
ときた。今回の旅行ではイタリア人と同じくらいに日本人を見かけたけど、ローマ市内のレストラン、お店、観光地はけっこう日本語対応してる。刺激を求めて海外旅行する人にはちょっと物足りないかも知れないけど、それを補って余りある良さがありますよ。
聖なる道
聖なる道

コロッセオの後は、当初全然行く予定じゃなかった真実の口へ歩いて行くことにした。ガイドブックで見てなんとなく想像ついたし、ローマの休日にもそんなに思い入れ無いし、って思ってたけど、数日前にたまたまテレビでローマの休日をやっていたのを見てしまい、なおかつ急遽ローマ観光が1日増えたのでせっかくだからってことで行きました。

海外旅行ではこの「せっかくだから」っていうのが、良くも悪くも行動を左右するね。日本にも歴史があるお寺だとかお城だとかいっぱいあるのに、いつでもいけると思って全然見向きもしない。
でも海外に行っちゃうともう二度と来れないかもとか思って、大して興味もないのにあれもこれもって欲ばっちゃうのね。でもそれがきっかけでいろんなことに興味を持てるんだけど。
今回で言えばベルニーニやカラヴァッジョ、ラファエロだな。名前も聞いたことがないような芸術家達だったけど、今回の旅行で深く記憶に刻まれました。そういうわけで真実の口を目指してコロッセオを後にしたんだけど、このコロッセオから真実の口までのルートも普通じゃないです、ローマってところは。フォロ・ロマーノという遺跡群の間を突っきって行きます。さらっと流して10分くらいで着くはずだったんだけど、あんな凄い遺跡群を前にしたらそういうわけにいかない。いちいち立ち止まってガイドブックを見て、あれは何だ、こっちは何だとちょっとした古代ローマ勉強会です。

結局1時間くらいかかって真実の口に到着。予想通り観光客が列を作ってる。ウチの奥さんはさらっと流すつもりだったらしいんだけど、野郎二人は口に手を突っ込む気マンマン。いわゆるこれが「せっかくだから」ってやつです。

30分くらい並んでようやく記念撮影。もうとにかく写真がとれれば良いやってことで、ちゃんと真実の口を見なかった・・・。帰国した今でもこの行為に意味があったのか疑問。でも行かなかったら後悔してるんだろう。そう思うことにした。

この真実の口の行列に並んでいる間に考えた次のスポットはマルタ騎士団長の館の鍵穴というちょっとマイナーなスポット。アヴェンティーノの丘にある館の扉の鍵穴を覗くとサン・ピエトロ寺院が見えるという、微妙に地味なスポットです。大して期待もして無かったけど、こういう何気ない目的地をブラブラ目指すっていうのが結構好きです。
テヴェレ川沿いをてくてく歩いて、ふと気がついた。いやとっくに気がついてたけど、次々に現われる観光スポットを前に黙殺してしまっていた。猛烈に腹が減って歩き疲れてる!もう既に14時過ぎだ。
というわけで鍵穴に行く前にパニーニ屋で軽食。10席くらいしかない小さいお店だけどかっこいいイタリアっぽい店だ。パニーニを選ぶとどうやらオーブンで暖めてくれるとのこと。カプチーノをすすって待っていると、パニーニ登場!3人とも一斉にガブリ。

奥さんが「おいしい!」

よし!じゃあ俺もって食べようとした直前にT郎が

「・・あんまりあったかくない」

え、マジか。あの店員さん丁寧に暖めてくれてたじゃない。おいらのはどうだ?
・・・冷めてる部分とホットな部分が混在してる。うむむ、さすがイタリア、大雑把。

今回の旅行ではこういった親切だけれども詰めが甘い作業を、僕達は親しみを込めて「イタ公仕事」と呼ぶことにしました。
鍵穴から見たサンピエトロ
はじめてのサン・ピエトロ
ともあれ一部冷めていたとは言え、本場のパニーニで栄養補給できて気力もみなぎってきたところで、再度鍵穴へ向けて出発。静かな高級住宅街を登って行くと、それらしい教会やら館のような建物やらがいくつかあるけど、今までのスポットと違って観光客が全然いないので鍵穴が見つからない。同じところを何回か行ったり来たりして、あれ?もしかしてこれか?と思って、とある扉を覗いてみると、「おおっ!!」

見えました、サンピエトロ寺院が。昨日ローマに着いて、今朝からほぼ1日ローマを歩いていても、不思議と一度も見ることがなかったローマのシンボル、サンピエトロ寺院を初めてこの鍵穴から見た衝撃は、今でもはっきり覚えてます。(まだ1週間しか経ってないけど)。

ちょっとした遊び心で設計したらしいんだけど、とても感動しました。
三人でしばらくキャーキャー言っていると、外国人観光客のカップルが来て、鍵穴を覗いて「ワーオッ!」って感動してた。うんうんその気持ちよく分かる!5分前の自分を見ているようだ。そんなに有名じゃないスポットだけに静かにサンピエトロを一人占め出来た感じが嬉しかった。鍵穴を覗いた後は、アヴェンティーノの丘からローマを一望して、チルコマッシモを経由して、地下鉄のCirco Massimo駅へ。
Parco Savelloからの眺め
Parco Savelloからの眺め
この時点でおそらく5、6キロ歩いたはずだけど、ローマ初日で興奮状態の3人はまっすぐホテルには帰らずに、Flaminio駅で途中下車。
昨日T郎の会社の先輩のOさんに教えてもらった「ローマっ子通り」とも言うべきコーラ・ディ・リエンツォ通りを歩いてみることにした。コーラ・ディ・リエンツォ通りはポポロ広場から始まる。ポポロ広場にあるポポロ教会にはカラヴァッジョの逆さ磔の絵があるから必ず見ろとOさんに言われたので、「せっかくだから」入ってみた。

カラヴァッジョという人の絵は初めて見たんだけど、やっぱり長い歴史を経ても評価されている絵っていうのは、美術の素人にも分かるね。教会にある多くの絵の中でカラヴァッジョの絵が抜きん出てた。とびきりコントラストが効いた絵ということもあるんだろうけど、すごい迫力。残念ながらラファエロの作品は見つけられず。いや、見たのかも知れないけど判別できず。この辺が美術の素人の悲しいところ。ローマ初の芸術作品を堪能した後はいざロ−マっ子通りへ。

コーラ・ディ・リエンツォ通りでは33ユーロのYシャツを2枚ゲット。年始のセールで買うつもりだったからちょうど良かった。全然知らないブランドだけど、お土産にもなったし、安かったし。その後Grotta Azzuro(青の洞窟)というレストランで晩餐。本場のブカティーニ・アマトリチャーナやスカンピのリゾットが美味しかった。ローマ初日ということもあってアドレナリン出まくりで、かなり歩いた一日だった。多分歩いた距離は10キロ超えてます。

Via Cola di Rienzo
Via Cola di Rienzo

今日のイタリア語:bellissimo(素晴らしいの意。町中で色んな人がこの言葉を口にしてました)

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芸術が人を育てる

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Laocconte
Laocconte
今日は朝から雨だった。ローマの気温は東京とほぼ同じなんだけど、僕達が滞在した一週間に限って言えばローマのほうが体感的に5-6度東京よりも暖かかった。とはいえ、雨はつらい。なぜなら今日はヴァチカン美術館の日。

美術館だから雨なんか関係ないジャンと思うなかれ。この美術館はすんなり中に入れてもらえないんです。ながーい行列に並ばないといけないんです。雨が降ってるとガイドブック読みながら待つなんてこともできないのよね・・・。

僕らは何しろヴァチカン美術館の前のホテルに泊まっているので、この行列が朝の何時頃から出来るのか昨日チェックしたところ、7時30分には既に30人くらい並んでた。8時頃には100人くらい並んでいたので、7時30分からのホテルの朝食を急いで食べて8時前に並ぶことにした。それでも8時45分が開館なので45分は並ぶんだけど、まだ甘かった。

明日が元日で美術館がお休みのせいか、昨日よりも遥かに列が長い。入り口からおよそ200メートルくらい並んでる。しかも僕らが並び始めてわずか10分で、それはさらに300メートルくらい延びて、リソルジメント広場に達しました。もし僕らが並ぼうとした時に列の最後尾がここだったら、入館をあきらめてたかも。
ヴァチカン美術館のランチ
ヴァチカン美術館のランチ
開館してからは思ったよりスムーズに列が掃けて、9時30分に無事入館!コロッセオでもそうだったけど、ここも厳重なセキュリティチェックあり。イタリア入国審査の100倍の厳しさだな。入場するだけで2時間近くかかったわけだけど、ヴァチカン美術館はもちろんここからが本番。

一言で美術館って言うけど、この中にいくつもの美術館やら絵画館やらが入っていて、くまなく見て歩くと総距離は7kmにもおよび、全部見るのに1週間はかかると言われているメガ美術館なのよ。僕らのような美術のトーシロがさらっと重要ポイントだけ駆け足で見て回っても2時間弱かかるらしい。

さすがに1週間はかけられないけど、まあ、「せっかくだから」そこそこしっかり見ましょうよってことで、三人とも日本語音声ガイドを借りて(6ユーロ)いざ出発。
2重の螺旋階段
2重の螺旋階段
昨日一夜漬けで勉強したラオコーンやラファエロのフレスコ画に感動したんだけども、一番すごいのはやっぱりなんと言ってもシスティナ礼拝堂だな。ここだけはどういうわけか撮影禁止。こっそり撮ってる人もいたけど、何っていったってカトリック総本山の礼拝堂ですからね。バチが当たっちゃいけないから言い付けを守りましたよ、僕は(小心)。

システィナと言えばミケランジェロの最後の審判と天井画が有名だけど、僕は天井画に釘付けになった。見事なまでの立体感と迫力。でっかい人間が天井に座っているように見えて一瞬色が付いてる彫刻かと間違えるくらいだ。
予備知識なんて全然必要無い。ただただ圧倒された。

その後は館内のレストランで昼食。巨大美術館だけにレストランもカフェ、ピッツエリア、バイキングレストランの3つもあった。これがまた美味しいのよ。美術館のレストランまでこんなに美味しいなんて日本の美術館じゃ考えられないね。
まあ日本の美術館でご飯食べたこと無いですけど(すんません)。食後に絵画館に行ったけど、システィナ礼拝堂の後じゃ、ダヴィンチもカラヴァッジョもオマケに思えた。贅沢な話ですね。

でも音声ガイド聞いていても

「この絵はあまりにクオリティが低いため失敗作と思われます」

とか、

「ダイナミックさが足りないので弟子の作品でしょう」

なんて解説が多かったので、駄作が多いのも確かだと思われます。 ということで思いのほかたっぷりヴァチカン美術館を堪能して、美術家を出たのが14時30分。実に5時間もの間ゲージュツを爆発させました。
ヴァチカン美術館の出口
入り口っぽいけど出口です。
さすがに3人とも疲れたのでホテルでちょっと休憩した後はサンピエトロ寺院へ。

なにやら行列が出来ているので、また並ぶのかとうんざりしたけど、これはどうやら明日のミサ?のチケットをもらう人の列みたい。さすがにそんなところは敬虔なクリスチャンが行くべきだと思うので、その列には加わらなかった。寺院も残念ながら明日の準備のために今日はお休み。明日の午後からは普通に参拝できるとのことなので、目的地を変更してサンタンジェロ城へ。

この城は僕らの勉強不足もあって背景が全く分からず、城内にもいろいろ説明があったんだけど、理解しきれずに堪能したとは言い難かったけど、とにかく屋上からの景色が気持ち良い。その後もナヴォーナ広場のベルニーニ、サンタゴスティーノ教会(カラヴァッジョはミラノの貸し出しの為レプリカ)、サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会(カラヴァッジョ3部作)をはしご。
サンタンジェロ城からの眺め
サンタンジェロ城からの眺め
芸術酔いで千鳥足になりながら、晩御飯を食べにレストランへ向ったんだけど、その途中の横断歩道でなんとおじいちゃんが車にはねられた!!ローマに来てからずっと、ずいぶん車の運転が乱暴だけど、そこはみんな要領良く事故にならないようにしてるんだろうなあって思ってたのに、やっぱり事故多いんだな。

日本で30年暮らしていても目の前で事故を目撃したことなんてなかったけど、ローマは3日で目撃だもんね。でも幸いおじいちゃんは、意識はちゃんとしてたしたいしたことはなさそうだ。おかげで僕らも気が引き締った。信号が青でも油断しちゃいけないのだ!
夕暮れのサンタンジェロ
夕暮れのサンタンジェロ
2005年最後の晩御飯はサンタンジェロ城裏のCESAREというレストラン。到着が19時前だったのでまだオープンしてなかったんだけど、融通をきかせて席に通してくれた。今晩のオーダーはアーティチョークのサラダ、ボンゴレビアンコスパゲッティ、ラビオリ、魚介のリゾット、Etti di FiorentinaというTボーンステーキなど。どれもこれもおいしかったけど、一番美味しかったのはTボーンステーキだった。でもこれってローマの料理じゃなくてトスカーナ料理だよなあ。

夕食後は大晦日の年越しイベントの為に一度ホテルに帰って仮眠。年越しイベントは町中の広場でどんちゃん騒ぎをするらしいんだけど、僕達は地下鉄に乗って人の流れにまかせてポポロ広場に行きました。

去年の年越しはノルウェーのトロムソだったんだけど、その時も島全体で花火がばんばん上がって盛り上がったので、北欧の小さな町ですらあんなに盛り上がるんだから、ローマはさぞかし・・・なんて思ってたら、花火もシャンパンかけも思ってた程じゃ無かった。雨が降ってたからかな?帰りは相変わらず、徒歩。ローマに来て20キロくらい歩いたか?
ポポロ広場で年越し
A HAPPY NEW YEAR!


今日のイタリア語:Era tutto buonissimo!(とても美味しかったですの意。海外でレストランに入ったら必ず現地の言葉でこれを言うように心がけてます。)

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PACE

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スイス人衛兵
ミケランジェロがデザインした制服
A HAPPY NEW YEAR!僕達3人はカトリック信者でもなければキリスト教徒でもないんだけど、ヴァチカン市国の隣のホテルで新年を迎えたので、「せっかくだから」サンピエトロ寺院の新年のミサを覗くことにした。

昨晩は寝るのが遅かったので、ゆっくり朝食を食べて10時30分頃サンピエトロ広場へ。
広場に付くと大きなオーロラビジョンが設置されていて中で行われているミサの様子が見られた。臨時で設置されている椅子に座って1時間くらい眺めていました。時々唄われる賛美歌は威厳に満ちあふれていたけど、ローマ教皇(ヴェネディクト16世)のスピーチは何を言っているか全然分からない。
ただ1時間くらい聞いているとあるフレーズが頻繁に耳に入ってくる。それは

「della pace」

「平和の」って意味のようですね。キリスト教も仏教もイスラム教も強く平和を望んでいることは間違いないのよね。

11時頃から降り始めた雨が強くなってきたので、広場から出ようとしたけど、やっぱりナマ教皇を見たかったので、ちょっと雨宿りしつつお昼を待った。さらに待つこと30分。

ベネディクト16世
パーパ!
12時頃ローマ教皇が姿を見せました。おおお!!広場の観衆も大騒ぎ。まるでロックスターの登場みたいだ。かっこいいい。なんかこのまま洗礼を受けたいくらいだ。それから15分くらい年始の御挨拶。イタリア語、英語、スペイン語、ポルトガル語はスピーチしてたけどドイツ語とフランス語は無かった気がする。やっぱりオーロラビジョンとナマで見るのは全然違う。ぐんと親近感が湧きました。

この一件以来僕らはベネディクト16世のことを親しみを込めて「パーパ」と呼んでいます。papa della paceってところです。

トレビの泉
またローマに戻って来れますように!

すっかりミーハーカトリック信者になった後は地下鉄でBarberini駅に行って、トレビの泉へ。トレビの泉・・これもまた真実の口と同じくらい有名度と感動度のギャップが激しいところだ。

でもまあやっぱりはるばるローマに来たんだから「せっかくだから」行ってしまうところですよね。とりあえずコインも後ろ向きに投げて、ジェラード(コーヒー味とココナッツ味)も食べた。思い残すことは何もないよ、うん。でも帰国後、写真を整理してたらこのトレビの泉の写真が凄く多かった。意外と興奮してたのかも。

ちなみにBarberini駅にあるトリトーネの噴水というのも結構すごいです。トリトーネ像がホラ貝から水を噴き上げてるんだけど、ホラ貝の中身をゴクゴク飲んでいるように見えます。


フォロ・ロマーノ
一体どこに立ってるのさ?

トレビの後は今日も歩け歩け大会決行。クイナーレの丘を登ってトラヤヌス帝の市場跡やフォロ・ディ・アウグストの裏を通ってフォーリ・インペリア通りへ出た。この通りはホントに異次元。

左を見るとコロッセオ、右を見るとカンピドーリオの丘のエマヌエーレ2世記念堂、後ろにフォロ・ネルヴァ、目の前にフォロ・ロマーノ!ローマ滞在4日目にして、遺跡にだんだん慣れてきたというより麻痺してきた。ローマって街全体が博物館なんだなってつくづく思い知らされた。

フォロ・ロマーノを口をあんぐりあけて眺めながらカンピドーリオの丘に行くと、狼の像があって外国人がたくさんこの狼の写真を撮ってる。なんだかよく分かんないけど、一応撮っておくか。ってこれ実は、狼の乳を飲んでいる二人の男の子が殺しあって生き残った子がこの街を作ったと言われていて、その子の名前ロムルスにちなんで この街が「ローマ」と名付けられたという由緒正しき像(ただしオリジナルはコンセルヴァトーリ美術館にあるらしい)だったみたい。
写真撮って良かった。
カンピドーリオの狼
カンピドーリオの狼

カンピドーリオの丘でほんの少し休憩してからエマヌエーレ2世記念堂を見てヴェネツィア広場からコルソ通りを通って、ピエトラ広場に着いた時に携帯に着信。

僕の父親から国際電話。何か緊急事態か?と思いきや浦和レッズ天皇杯優勝の報告。おおおなんか一気に現実に戻った感じだけど嬉しい。準決勝の結果も知らずにローマに来たからね。念の為に、いやレッズを信じてビデオ録画してきて良かった。

その電話が終わるとどっと疲れと空腹感に襲われて広場のピッツエリアに入った。ローマのピザはあんまり美味しくないと聞いてしまったので、これまでほとんどピザを食べなかったけど、やっぱりピザ好きの僕としては納得いかない。イタリアに来てカルチョも見られないのにピザまで取りあげだなんて。ということでピザピザピザ。喜び勇んで注文するとなんとピザ売り切れ・・・。渋々4種類のチーズのニョッキとフェットチーネを注文。まあ美味しかったけどとりあえず不満。
パンテオン
あそこで雨宿りでもしますか。

ピエトラ広場で充電完了後はパンテオンへ。パンテオンは残念ながら開館時間が終了していて入り口で少し雨宿りさせてもらった。突然激しい雨が降って来たので、他にも観光客がたくさん雨宿りしてた。新年早々ローマのパンテオンで雨宿り。オサレだねえ。

もうこの時点で三人ともへとへとだったので、SPAGNA駅まで気合いで歩いて一度ホテルへ。宿に帰るとうちの奥さんはグロッキーで晩御飯いらないからホテルで休んでると言う。野郎二人は、夕方(さっき)に昼食を食べたばっかりだからあまり腹が減って無かったけど、早く寝たいということもあったので、初日のピッツエリアで今度こそピザを食べた。アマトリチャーナピザと・・あと一枚は忘れた。残念。

元日にもかかわらず、地元の大家族が新年会をやっていたり、観光客が来たりでレストランは大忙しのようだった。帰りにパン屋で奥さんへのお土産のパンを2つ購入。二つで6ユーロ。ヘトヘトの頭だと6という数字は直感的に安い!って思っちゃうけど、良く考えると900円弱。確かにソーセージの入った立派なパンとピザのようなパンで、奥さんも絶賛してくれたけどもしかしてぼったくられたかな?

今日のイタリア語:prego(どうぞの意。ピエトラ広場のカフェで若者が僕にトイレを譲ってくれました。prego,prego,prego!どうぞどうぞどうぞ!日本人みたいでした。)

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若い時の苦労は

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ヴェスビオ火山
メルジェッリーナ湾の眺め
今日は日本で予約したポンペイ日帰りバスツアー。7時30分にvastoursという旅行会社に集合だったので、ホテルの朝食は断念。地下鉄Barberini駅から徒歩5分くらいで集合場所に到着。なかなか豪華な大きいバスだったので喜んでいたのも束の間、参加者がかなり多かったのでバスは満員状態。乗客の3割くらいは日本人だ。せっかくポンペイまで行って、遺跡の意味が分からないと悲しいので、およそ3000円割増しの日本語ガイド付を申し込んだんだけど、これだったら英語ツアーを申し込んで他の日本人にくっついて行けば良かったのかも。まあ、結果論だけど。出発してしばらくすると、ツアー参加者であることを証明するシールが配られて上着にくっつけた。・・・ツアー参加の証明というよりは、自由を拘束する鎖みたいだ。屈辱的な気がするのはなんでだろう。

高速道路を走って1時間程するとサービスエリアで途中休憩。このSAがまたすごい。ちょっとバスで寝てる間に日本に帰って来たのかと思うくらいの日本人の多さ。ポンペイに注目してるのってもしかして日本人だけなのか?ってくらい多かった。店員も当然日本語対応。
「パニーニ、ヨンユーロ!」・・・高いよ、でも食べたけど。さらにバスに揺られること1時間30分。ナポリ到着!到着直後にSSCナポリのホームスタジアム「サン・パオロ」の横を通り過ぎる。おおお、ここであのマラドーナが活躍してたわけか。なんて感慨に浸る時間は全く無くバスはどんどん過ぎて行く。
個人旅行なら30分は留まりたいところだが。まあしょうがない。その後はメルジェッリーナ湾で記念撮影タイム3分。・・・3分。いかにもとりあえず名所は押さえるって感じのツアーだ。まあいいか。ナポリの高級住宅街とヴェスビオ火山をチラ見して、バスはナポリ市内へ。

サンタ・ルチア港、卵城、ヌオーヴォ城など数々の名所をかるーくスルーしてバスはカメオ工場に一目散。このカメオ工場ってのは、世界遺産でもあるナポリ歴史地区をスルーするくらい価値があるんだろうな!って思っていたら、案の定観光客向けのカメオ「販売店」(当然日本語完全対応)。だってカメオ作ってるの一人ですよ一人。若手のお姉ちゃんがやる気なさそうに、カメオ削ってます。こんなの工場じゃねーだろ。カメオについての説明はほんの1分程度。じゃあさっそくお店を御案内しましょうってことで1万〜20万円くらいのカメオを売りつけてくる。いきなりこんな胡散臭いところに連れてこられて、誰が買うかよって思ってたら、日本のおばちゃん12万円のカメオをあっさり購入してました。いや僕はカメオの価値を良く知らないし、おばちゃんが前々からカメオをどうしても欲しかったのかもしれないけどね、他にもう少し良いお店があると思いますよ。ちなみに僕達が帰る頃にはカメオ職人であるはずのお姉ちゃんは携帯電話で長電話してました。生産性0%です。

ポンペイの街を散策
ポンペイの街を散策

もうどうでもいいから早くポンペイ連れてってよーって焦れていたら、次のイベントはランチ。このランチもすごい。大衆食堂というかツアー専用食堂みたいなところに連れて行かれて、選択の余地もなくスパゲッティとハムステーキとケーキがエサのように出された。不本意ながらもスパゲッティは美味しかった。腐ってもイタリアだな。

いんちきカメオ工場やイタメシ食堂を引きずり回されたおかげで、ポンペイに到着したのは13時過ぎ。なんだかこのツアーの胡散臭さに若干嫌気がさしていたけど、ポンペイに足を踏み込むと、そんなちっぽけなことはどうでもよくなった。遺跡という点ではローマも物凄い数の遺跡が残っているわけだけど、ポンペイは街全体がまるまる残ってる。神殿とかバシリカはもちろんだけど、金持ちの家とか、大衆浴場、居酒屋、売春宿、パン屋とかほんと街がまるごと。これが紀元前の話だっていうんだから凄いよね。この頃日本人はまだ猿だったんじゃないでしょうか(笑)。このポンペイはまだ修復や発掘作業が進行中なんだけど、いたるところにイタリア人のズサンさが出てしまっている。有名な石の横断歩道も発掘の邪魔という理由で、石をとっぱらっちゃったところもあります。これぞ僕らの言うところの「イタ公仕事」です。ポンペイでは日本人ガイドのおばちゃんがあれこれ説明してくれたんだけど、このガイドさんも長いことイタリアに住んでるせいか、仕事ぶりがかなりの「イタ公仕事」。水飲み場の遺跡があって、飲み口の左側の石が右側と比べてかなりすり減っていた。

ガイドさんの説明は「おそらく右利きの人が多いから飲み口の後ろに回って右手をついて、水を飲んだため飲み口の左側が削られたんでしょう」とのことだった。ツアー参加者一同、納得。なるほどー、って思ってたら別の水飲み場が出現。なんとこちらの水飲み場は右側の石が削れている。「なんでですか?」と訪ねると「多分この辺は左利きが多く住んでたんでしょう・・・。」へーなるほどー。っておいいっ!。さっきの水飲み場から100mも離れてないじゃねーか。でも結局どんな解説をしても想像でしかないわけだから、このガイドさんを責めてもしょうがないし、右利きと左利きで住み分けしてたのかも、なんて考えるとちょっと楽しいので納得したことにしよう。

ヴェスビオ火山をバックに
ヴェスビオ火山をバックに

今日のポンペイは(昨日も明日もどうなのか知りませんが)晴天と土砂降りが30分おきに入れ替わる天気だったので、実感できたのですがポンペイは水掃けがとても良い。ごつごつした石と石の間を雨が流れていくので、水たまりが出来ない。多分現在のローマよりも水掃け事情は良いね。ローマは周りの景色に見とれていると、すぐにバシャと水溜りに足を突っ込んじゃうから。ポンペイのパン屋の仕組みは現在のものと比べてもほとんど遜色ないって言うし、ポンペイの生活文化レベルはかなり高かったと言えるでしょうね。別の見方をすれば現在のイタリアが進歩してないとも言えるけど。
2時間程街を散策してツアー終了。散策終了後に実は奥に楕円形競技場があると聞いて、是非見てみたかったと後悔したけども、この辺が団体ツアーの辛いところ。楽である反面、自由はないよね。

帰りもお決まりのぼったくりサービスエリアに寄って18時頃ローマ到着。当初はホテルの近くまで送ってくれるとのことだったのに、ヴァチカンは遠いからダメとのこと。だったらどこなら良いのか?って聞くと、Barberini(ツアー会社の最寄り駅ね)かテルミニしか選択肢がない。最初からそう言えば良いのに、どこでも送ってくよみたいな聞き方するから、こっちも期待しちゃうんだよ。ということでテルミニ駅でバスを下車。やっぱりまだ若いんだから面倒くさがっちゃダメですよね。団体ツアーなんてものに手を出した僕達が間違ってた。自力で電車でポンペイに行くべきだった。でもポンペイはすごく良かったですよ。

Bucatini all'Amatriciana
Bucatini all'Amatriciana

地下鉄で一度ホテルに戻ってから、ローマでの最後(最期じゃないよ)の晩餐に出かけた。最後なので、ガイドブックに頼らずに自分達の直感を信じてお店をチョイス。初日に行こうかどうか迷った、ottaviano駅近くのレストランに決定。これがまた大正解。ローマ滞在中で一番美味しくてなおかつ値段も安かった。

メニューは赤ワイン、白ワイン、アマトリチャーナ×2、カルボナーラ、水牛のモッツァレラチーズとポモドーロのピザ、Tボーンステーキ、海老(残念ながらスカンピは売り切れ)のグリル、子牛のボロネーゼ風カツレツ。中でもアマトリチャーナは最高。大きなチーズをくり抜いてその中にパスタを入れてチーズと混ぜて出て来ます(写真参照)。

他のメニューもとにかく旨い。今までは観光客がよく行くようなお店が多かったけど、ここは地元の人が多いみたい。最終日にしてようやくローマっ子のレストランに来れた。残念だったのはボリュームが多すぎてピザを残してしまったこと・・。気のせいかも知れないけど、ピザ職人が残念そうにこちらを見てました。でもモッツアレラとポモドーロは全部食べたよ!ホントに美味しかった。Era tutto buonissimo!

今日のイタリア語:Mi scusi(すみませんの意。やっぱり日本人ですからこの言葉はGrazieと同じくらいよく使います。)

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おとな買い

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サン・ピエトロ寺院
圧巻のサン・ピエトロ寺院
ローマ旅行最終日。最終日とはいえ飛行機が20時45分発なので今日も予定が盛り沢山。まず早起きをして7時から開館しているサン・ピエトロ寺院へ。ローマ滞在最終日にしてようやくローマ観光最大の見どころに入ることが出来ました。

サン・ピエトロ寺院は一言で言えば巨大だ。パーパを見た時もそうだったけどキリスト教徒でもないのに、その大きさだけで無条件にものすごい感動です。寺院に入ってすぐ右手にはミケランジェロ最高傑作と言われる「ピエタ」がある。日中は人だかりがすごいらしいけど、さすがに7時だと誰もいない。ピエタ一人占めだー、嬉しい。マリアさまのキリストを見つめる表情がなんとも言えず悲しいね。うん、この数日で僕も一端の美術評論家に育った。
サン・ピエトロには他にペテロ像とか、ベルニーニが作った祭壇とか見るべきものはたくさんあるけど、なんと言ってもこのピエタが一番だ。ピエトロ寺院はかなーり大きいのでじっくり見てるとあっという間に1時間くらい経っちゃう。

8時からクーポラに登れるので、早速クーポラへ。4ユーロだと階段で登らないといけないんだけど、5ユーロだと途中まではエレベーターが使える。最終日で足にガタがきてた我々がたった1ユーロを惜しむわけはなく、即エレベーターへ。
クーポラからの眺め
朝靄のローマ
エレベーターを下りてからクーポラの最後の部分は階段で登って、いよいよてっぺん。そこで待っていたのは朝靄のROMA!おおお神秘的だあ。永遠の都ローマ、分かるなあ。凄いところに立たせてもらってる気分だ。ここのところローマは雨だったけど今日は晴れてるから、とてもすがすがしい。早起きして来て良かった。クーポラで感動してると、またあっと言う間に時間が過ぎていく。

ホテルの朝食は9時30分までなので、あわててホテルに戻って最後の朝食。ホテルの朝食ではnutellaのチョコクリームに毎日お世話になりました。ヨーロッパってチョコ大好きだよなあ。それだけに美味しいチョコが多いよなあ。僕がイタリア住んだら1年でぶくぶくに太るんだろうな。朝食後に荷物をまとめてチェックアウト。5泊で1200ユーロだから一人240ユーロ、およそ34000円。高いとも思えるけど、立地、ホテルの設備、清潔さ、ホテルマンのサービス、全て満足なので納得のお値段だ。これから買い物なので夕方までトランクを預かってもらって、いざコンドッティ通りへ。
ローマではsmartが大流行!
ローマではsmartが大流行!
スペイン階段はおとといの夜にも来たけど、昼間に来てもやっぱりどーってことない。ローマの休日で有名ってだけで、観光客いっぱいだし、おまけにロザリオを売りつけてくる胡散臭いイタリア人いっぱいなのが興醒めだ。しかも追い討ちをかけるように階段の上に建っているトリニタ・デイ・モンティ教会が改修中ででっかいベルサーチの広告がかかってるのが、さらに興醒めだ。

ちなみにこのロザリオを売りつけてくるイタリア人は先日ナヴォーナ広場でも会ったんだけど、手口が全く同じ「ドモドモ、マイドマイド。トーキョー、オーサカ?(俺の)トモダチフクオカ!」とか言いながら親しげに近付いてくる。無視するのが一番。中には「イナモト、イナモト」って言う人もいた。「ナカタ」や「ナカムラ」じゃなくて何故「稲本」?まあ、興醒めしたとはいえあのローマの休日の舞台ですからね。「せっかくだから」記念撮影していよいよブランドストリート「コンドッティ通り」へ。

僕ら夫婦は特にブランド物を買うつもりは無かったんだけど、友達のT郎は買う気満々。PRADA、GUCCI、GIORGIO ARMANI、Salvatore Ferragamo等々イタリアンブランドをはしご。そして極め付けはBVLGARI本店!これまでのスーパーブランドも充分威厳に満ちあふれてたけど、本店だからかBVLGARIは別格。入店するや否や、「何をお探しですか?」ときます。T郎は日本を出国する前から、BVLGARIで時計を買うと決めていたので「WATCH!」と即答できたけど、ちょい見のつもりだったらアブなかった。「いや、ちょっとぶらっと入っただけなんです」なんて冗談でも言える雰囲気じゃないの。で、お探しのものを告げると「時計の間」に連れていってくれるわけ。そこには時計しかないし、他の部屋を見たくてもウロチョロできる感じじゃないんだよね。日本で事前にBVLGARIの時計の相場を調べて来たT郎によるとどうやら、価格は日本よりもほんの少し安いだけらしい。それでもやっぱりどうせ良い時計を買うなら、日本の平行輸入店で買うより、ローマの本店で買ったほうが気分は良いよね。T郎も同じ考えだったようで、20数万円の時計を購入。俺もそろそろZUCCAの1万円の時計から買い換えをしようかな。

その後しばらくコンドッティをぶらついて一旦解散して、30分程個人の自由時間にした。僕は迷わず、コルソ通りのローマショップへ。海外旅行をしたらその街のクラブのユニホームを買うようにしているので、ローマかラツィオのユニホームを買うつもりだった。でもここのショップでは3rdユニホームしかなくて、これがまた、緑、エンジ、オレンジの配色でとても日本人には似合わないデザインだったので断念。

ちょっと時間が余ったので銀行に両替をしに行った。ここでもやはり「イタ公仕事」の餌食になってしまった。仰々しい窓口で品のよさそうなおじさまに対応していただくことになり、両替を頼むとパスポートの提示を求められた。ここまでは全く問題無し。逆に入国審査でも必要なかったパスポートを見せるなんてしっかりしてるなあ。なんて感心してた。・・・完全に過大評価だった。パスポートの番号をパソコンに打ち込んでモニターを覗いて、おじさまはなにやら悩みだした。何回か入力作業をやり直した後、となりのブースのお兄さんに助けを求めた。すると助っ人で呼ばれたお兄さんも悩みだし、ついには別室から管理職らしきおじ様も登場。3人がかりでパソコンと対決してる。3人ともイタリアの銀行マンだけあって、知的な雰囲気プンプンかつめちゃめちゃかっこいい。・・・だかあきらかに事務処理能力は低いようだ。

10分程パソコンと格闘した後、助っ人二人はあえなくギブアップ。おじさまを見捨てて敵前逃亡した。残ったおじさまも、パスポートの住所や番号を打ち込んではやり直すという、3歩歩いて3歩さがる作業を繰り返す。もう両替を頼んでから20分も経ってる。13時30分にコンドッティ通りとコルソ通りが交わるところで、奥さんとT郎と待ち合わせをしていたので、イライラし始めた僕を見て、おじさまは「時間か?」みたいなことを聞いてきた。僕が「友達と待ち合わせてる」って言うと、「じゃああきらめるか?」。・・・。いやー1万円をユーロに両替するのがそんなに難しい作業だとは知りませんでした。結局20分イタ公仕事ショーを満喫して両替は断念しました。

双子教会
双子教会

銀行で予想外の時間と心のゆとりをロスした後、奥様たちと合流して、ポポロ広場のカフェCANOVAでランチ。双子教会を目の前に良い雰囲気。日本語メニューが出て来たので、観光色が強いな−って思ってたけど、実は100年以上の歴史を持つ老舗カフェのようで、かのフェデリコ・フェリーニもお客さんだったらしい。ランチで体力を充電した後、もう一度自由時間にして、夕方コーラ・ディリエンツォ通りのデパートCOINでワインのお土産を購入して、ホテルへ。ホテルに着く直前で最後の買い物。ホテルの近所にもローマショップがあった。そこでホームのユニホームが定価76ユーロからディスカウントされて69ユーロ。よし最後の最後で目標達成!ホテルでタクシーを呼んでもらって一路、フィウミチーノ空港へ。

空港では入国審査はスルーだったのに、出国審査はしっかり実施された。まあ、出国審査は良く考えればあたりまえなんだけど、窓口が3つしか開いていなかったので大渋滞。最後の最後までイタ公仕事だ。わずか1週間の滞在だったけど、イタリア人って並ぶってことに抵抗がないみたい。日本人はよく並ぶとか言われるけど、イタリア程じゃないでしょ。しかもみんな意外にも我慢強くて全然苦にしてない感じ。苦にしてたらとっくに改善してるわな。20時45分出発予定だったけど、離陸が1時間遅れた。でも何故か到着は20分程予定より早かった。逆イタ公仕事だ。多分パイロットは日本人だったんだな。帰りの映画はミスターアンドミセス、インハーシューズ他。インハーシューズ意外に感動。あとグラディエーターもリストにあったけど、これはローマからの帰り便だからかな。粋な配慮だね。

今日のイタリア語:Quanto costa?(いくらですか?の意。残念ながらイタリア語で値段を言われても理解出来ません。

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ダ・ヴィンチの荒野の聖ヒエロニムス@ヴァティカン美術館

カラヴァッジョ
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