シンデレラマン

脚本:

アキヴァ・ゴールズマン他

出演:

製作:

2005年

時間:

144分

備考:

○シンデレラマン。この物語は、俗に言うスポーツものではない。
アメリカ大恐慌時期の生きてゆくことが極めて厳しい状況で、家族を守り抜こうとする男であり、夫であり、父の戦いをボクシングにオーバーラップさせ描ききっている家族愛、親子愛、人生の物語です。

ストーリーは意外性もなく、予定調和なんだけど、直球ど真ん中勝負でヒネリがないからこそ、気持ちよく感動に浸れる作品に仕上がってます。かつて前途有望だったボクサーが極貧に瀕し、家族の為仕事にありつこうとする姿、ボクシング委員会に援助を求める姿には、文字通り軽いジャブからストレートパンチを受けてしまい、最後にはノックアウトされてしまいました。お見事と言うしかないです。

ラッセル・クロウは、ストイックなボクサーになりきっていて素晴らしい。特筆すべきは、マネージャー役のポール・ジアマッティの好演!! 貧乏生活をしていながらも見栄を張らざるを得ないジョー。そんな彼のマンハッタンの豪華なマンションに、不意にジム夫婦が訪れる。だけど、家の中は、ガランとした空間。言い訳するでもなく、家具を売り払ったと言う彼のなんとも言えない表情。殺風景な空間に、ぽつりと置かれたテーブルがひとつというのが印象的でした。
自分の命を張ってまでも家族を守ろうと頑張る男の最後の闘いは、まさに壮絶。撮影・編集とも素晴らしい。カメラのフラッシュの光、血しぶき、汗が交錯し、そしてマウスピースが飛ぶリングでの熱い『火花』をとらえる。こうなると、観客になって見守るというよりも、リングの上に立って痛に耐えて耐えて...という体験に近いです。 13/APR
(カンベエさん:40代、男性)

[ネタバレ注意]
実在したボクサーを元にした映画。成功と挫折、そして奇跡の復活と一見ありきたりな内容だが涙が止まらない。
妻の愛、子供達への愛、そして大の男が家族のためにプライドを捨て奮闘する姿 は胸に迫るものがあります。これが男と言うものだと思わされた。
一人でも多くの人に見て欲しい。最高の映画。09/JUN
(シイバムラさん:20代、男性)

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