ハクソー・リッジ

○75人の命を救ったアメリカ兵の実話。人を殺さないという信念を貫き通し、戦場を独り走り回り負傷兵を運んだ勇敢な行動に感動した。18/MAR
（kinakonokoさん：２０代、女性）

○沖縄戦において、信仰上の理由から武器を持たずに包帯とモルヒネだけを持って多くの兵士の命を救った米軍衛生兵の実話に基づく映画で、戦争の善悪や日米の対立などを描いているのではなく、一人の人間が葛藤しながらも信仰心・信念を貫いた話を描いている。
人を殺すことを前提とする戦場において「一人くらい人を助ける兵士がいても良い」と言った主人公に胸打たれたし、「One more……One more……」そう祈りながら一人、また一人と傷だらけの兵平そして日本兵をも運ぶ彼の姿には号泣してしまい、嗚咽を抑えるのに必死だった。この戦場のシーンはリアリティがあるものの本当に凄惨で残酷なまでの描かれ方をされているので苦手な方は注意。
そしてなにより主人公がこの信念を持つに至った経緯を描くドラマパートが素晴らしい。これはまさに傑作・名作と言われるに相応しい映画であると思う。17/JUL
（あすかさん：２０代、女性）